実技試験の難易度

まず、FP試験における「実技試験」の内容について簡単に説明しておきたいと思います。3級と2級は記述形式、1級は口頭試問形式によって行われます。3級と2級の実技試験には複数の科目が用意されていて、受験生は、その中からひとつを選んで受験することになります。実は、この科目選択制がクセモノなのですが、そのあたりのことについては、各級の説明の中で詳しくふれたいと思います。


●3級の実技試験の難易度


FP試験3級の実技試験の試験科目は、①個人資産相談業務と②保険顧客資産相談業務の2科目です。対象こそ若干異なりますが、関連法規を踏まえた上で、顧客の問題点を把握し、その解決策を検討・分析する点は、どちらも同じです。

さて、上述の通り、①と②のどちらを選んで受験しても良いのですが、この2科目の合格率には大きな違いがあります。直近3年間における①の合格率は約64%。それに対して②の合格率は約56%です。その意味では、②保険顧客資産相談業務の方が難易度が高いと言えそうです。


●2級の実技試験の難易度

FP試験2級の実技試験の試験科目は、①個人資産相談業務、②中小事業主資産相談業務、③生保顧客資産相談業務、④損保顧客資産相談業務の4科目です。こちらは、4科目もあるぶん、科目ごとの難易度の差は、3級以上に大きくなっています。

具体的に見てみます。直近3年間における合格率は、①が約39%、②が約45%、③が約36%、④が約52%です。最低の③生保顧客資産相談業務と最高の④損保顧客資産相談業務では、合格率に16ポイントもの開きがあることがわかります。

ただし、実技試験には相性があります。なので、単純にこの合格率だけを見て難易度を判断するのではなく、自分の適性を考えて、試験科目を選択することが大切です。


●1級の実技試験の難易度

FP試験1級の試験科目は、資産相談業務の1科目のみです。

1級の学科試験の難易度は非常に高く、合格率も約10%ほどなのですが、それとは対照的に、実技試験の合格率は約80%になっています。難関の学科試験を突破した受験生にとって、1級の実技試験の難易度は決して高いものではありません。試験形式が、2級までの記述形式から口頭試問形式に変わる点にさえ気をつければ、大きな問題はないでしょう。


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